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Q.塔婆とは何ですか?
お釈迦様が亡くなったのち、お釈迦さまのご遺骨(仏舎利:ぶっしゃり)を塔に納め、その塔をお釈迦さまそのものであるとして供養していました。
また、お釈迦さまが菩提樹の下で坐禅をしているときに悟りを開かれたことから、その菩提樹を挿し木により増やし、それらもまたお釈迦さまそのものであるとして供養していました。
やがて、仏教の歴史の中で、仏舎利塔供養や菩提樹供養に加え、仏像礼拝がなされるようになりました。
しかし、仏舎利塔にしても菩提樹にしても仏像にしても数に限りがあり、仏さまを礼拝したいという信者たちの想いは満たされませんでした。
そこで、仏舎利塔供養と仏像礼拝が一体となり、広く普及のしやすい塔婆供養が生まれたとされています。
つまり、塔婆は仏教の教義に裏づけられた一種の仏像と言えるのです。
塔婆をただの木の板だと眺めていては、敬う心は起こってきません。
仏教を信仰する私たちは、塔婆は仏さまのお身体であるとして供養しなければなりません。
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